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個人的に蟹の形がええやんて思ったとこ

 読んでからちょっと時間経ってるのでなんか忘れてそう何だけれどもタラタラ書こうと思います。

①喋ってないのにが喋ってるやんけ!
 ストーリーを語るのが得意な方だと思っておるんですがここはもう特筆すべきとこだと思ってます。ヒロイン?というか女の方の主人公、西宮硝子はろうあ者で基本手話で作中話すことになります。で、この手話のシーン。とんでもないですよ。作画でもう大体何言ってるのかわかるんですね。ああっ、ここ厳しいこと言うてるなとか、落ち込んでるなとかわかるんです。
 手話のシーンで手話を理解してるキャラのみでしか意味も出さないことも特徴のひとつですね。要するに硝子と手話を知ってるキャラとの会話や硝子との会話を訳せと他のキャラに要求した時のみでしか訳を載せないんです。

ディスコミュニケーションのもどかしさ
 絶妙にキャラとキャラの会話が一致してないんですよね。どうしてほしいとかあーしてほしいとかね。特に硝子とか凄く可愛そうです。状況がわからないけど何となく自分が悪いんだろうなって自責ばかりが溜まっていくのが丁寧に読んでるとわかります。主人公の石田しょうやくんとその母のやり取り何かは凄くフランクで見ていて気持ちいいんですが、そこらへんは親子間ですもんな。まぁしょうやくんと永束くんの喧嘩も一番わかりやすい例かと思います。

③うまくいかない歯がゆさとの折り合い
 人と比べてどうだとか過去のトラウマとかまぁ生きてりゃありますよ。そういうこととかどうしようもないですよね。全部乗り越えるというか飲み込んでくしかないじゃないでしょうか。佐原さんみたいに少しづつでも自身を研鑽していくのか、真柴くんみたいに人との出会いで見識を広めていくのか、色んな形がありますね。どれも自身の内にあるもどかしさとかをどう処理してくかです。それこそが成長なんですね。

 うんたらかんたら書いてみましたけどなんかイマイチ覚えてないとこが多いですね。聾唖問題を取り扱ってると言われることが多いみたいなんですが、入れ物がそれなだけで中身は全く関係ないところが地味な落とし穴ですよねこの作品。
 あとはまぁどうでもいいんですが個人的に一番ぐっと来たところが、小学校の先生が手話を理解してやっぱり立派になったじゃないかと言ってるとこでした。やたら"立派"という言葉に拘ってるところとか読んでて楽しかったです。